まことの日記

留学生活で思ったこと・自分のこと・その他もろもろ

私が持つ特権

こんにちは!お久しぶりです!まことです

 

あっという間に6月になり、私が嫌いなジメジメムシムシの梅雨が来るまで秒読みになってきてます。憂鬱。笑

緊急事態宣言も解除されましたが、またいつ第二波が来るのかと思うと元の生活に戻るにはまだまだ時間がかかりそうですね、、、

 

今回私が書きたいと思っていることは特権についてです。

 

ちょうど一週間前にアメリカでアフリカ系アメリカ人男性George Floydさんが白人の警察官によって殺害されたという事件が起こりました。多くの人がその当時の様子の動画をニュースやSNSで見られたかと思います。一人の警察官が首に膝を置き、ほかの警察官と取り押さえている態勢が約7分ほど取られ、Floydさんは"息が出来ない" "殺さないでくれ" 悲痛な叫びが聞こえてきます。

初めてこの動画を見たとき、すごく衝撃的でした。頑なに膝を首からどけない、苦しいと言っているのに"話しているから大丈夫だ"と解放しない。結果的に動かなくなってしまった、命をその場で落とすことになってしまった。

 

アメリカに限らず世界ではこの事件のように白人警察官による黒人の市民への暴力、殺害、また人種差別は未だに根強く残っていると感じます。それは黒人の人たちに対する差別だけではなく、あらゆる人種に対して。そして、そういった差別は人種だけではなく、セクシュアリティ、宗教。いろいろな面で実際に起こっています。

 

コロナがアジアで流行り始めた頃、イギリスにいた私は道を歩いていただけで"コロナだ"とか"あいつはコロナを持っているに違いない"ということをすれ違いざまに言われました。日本で生まれ育った私は学問として、情報として差別の実態を知ってはいたものの、特に人種差別を実体験したことがなかったため衝撃はすごかったのを覚えています。悲しかったし、悔しかった。ただ肌の色が、顔つきが、体つきが違うだけじゃん。

 

人は自分と違うものを持っている人を近寄りがたく感じる。

人は自分と違うものをも持っている人を怖く感じる。

そして、変化を、恐怖に感じる。

私は自分を含め人間ってそういう生き物なのかなぁと思います。

新しいことが怖い、自分の知らない世界は怖い。

自分との普通が普通じゃないのは受け入れがたい。

でも、

無知がどれだけ怖いことかを知らないほうが怖い。

自分の普通が普通と思うことのほうが怖い。

私はそう思います。

だから、目を背けてはいけないと思うんです。世界で起こっている出来事に。

日本ではあまり目にしない光景ですが、見えていないだけで実際起きているかもしれません。日本ではあまり大きく取り上げられない、人種、宗教、セクシュアリティ

知らないから想像できない、わからない。だから関係ない。そういう状態にいること自体が私たちが持つ特権です。

 

        "if you don't have to think about it, it's a priviledge" 

 

ジェンダーの授業で教授が言っていた言葉です。

特権は相手が誰か、自分がどこにいるか、何についてかで変わります。

その時々でこの特権を使わないといけないと思います。何に対しても、自分がその時起こっていることについて特権を持つ存在であるならばそれを理解して、出来ることをしなければいけないと自分は思います。

 

知ろうとすること、自分の意見を発信すること。自分の立場を表明すること。

沈黙は起こっている出来事、既にある状態に満足していることとみなされても仕方ないのだと思います。

 

人は誰一人として同じではないし、だからこそ面白くて、人の数だけ考え方、生き方、価値観が存在している。素敵なことだなあと思います。

そんな出会いを知る前からラベルで決めつけて自ら潰してしまうのはもったいないなあ。もちろん相手を知っていく中で、自分には合わないと思う人は出てくると思います。そしたら、それはそれで良いかななんて。

 

自分の持つ特権とそれをどうするかについて改めて考えたくなったのと、

皆さんにも少し考えてみてほしいと思ったので書かせてもらいました!!!!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました